働き方というものは仕事ごとにそれぞれ異なるわけですが、度が過ぎた劣悪な労働環境は今はかなり叩かれています。
ブラック企業などと呼ばれるところもあり、そういう企業では人材が離れたり、求人を出しても応募者が集まらないことが多いです。
こうした情報はインターネットなどで流されることもあり、今では誰もが簡単に企業の労働環境というものを知ることが可能になっています。
しかし、こんなにブラック企業に関する情報が広がっている世の中でも、中にはひどい企業もあるのです。
たとえば、毎日残業が行われているのに、それを申告することができないような環境をつくっているとか、最近は特に問題視されることが多くなったパワハラが平気で行われているところとか、そういう会社も確かにあります。
こんな環境の中で働くことはかなり辛いでしょう。
終身雇用という古い労働スタイルが崩れたこの現代では、自由に職場を移ることができる転職時代だと言われていますが、人によっては簡単に転職することができない事情を持つ人もいます。
そんな人のために労働相談があるのです。
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労働環境の中で困っていることや問題点などを相談することができる機関は、東京都産業労働局の労働相談情報センターです。
ここでは労働に関する問題を全般的に取り扱っています。
ここで相談することができるのは、前述したような実際に残業をしているにもかかわらず、それを申告することができないような環境になっているという、いわゆるサービス残業などです。
サービス残業と言えば聞こえはいいかもしれませんが、これは残業してもその分の賃金が発生しないというものですから、労働者にしてみれば大変に重要な問題になります。
残業の問題だけではありません。
働いているのに賃金自体が未払いになるケースも少なくないのです。
それから不当な理由で解雇される場合もあります。
また、現代社会では大きな問題となっているセクハラやパワハラの問題などもあるでしょう。
労働相談情報センターはこうした問題を気軽に相談できる機関なのです。